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マラソン

2020/4/10

NMB48 キャプテン小嶋花梨が初マラソンに込めた想い 『走り切った姿をグループの未来につなげたい』前編

ランナーの数だけ、走る理由がある。

健康管理、やりがい、達成感など様々な要素がありますが、限界を超えた挑戦の先にこそ、描ける未来があると信じて走るランナーもきっといる。

3月1日に行われる『丹波篠山ABCマラソン』に並々ならぬ決意を持った女性が、NMB48キャプテンの小嶋花梨さん。

残念ながら、コロナの影響で『丹波篠山ABCマラソン』は中止になってしまったが、ABCテレビ『おはよう朝日です40周年記念特番 THE挑戦~みんな第一歩を踏み出そうSP~』で25キロマラソンに挑戦し、見事完走した。

そんな彼女がNMB48 10周年に向けて新しい挑戦を宣言し、その果てに描いている理想のキャプテン像やグループの未来予想図とは。初マラソンに向けて突き進んでいた、胸中に迫った。

*注 インタビュー時は、2月9日。

――小嶋さんの運動との出会いってどんな感じだったんですか?

今までやってきたスポーツは、水泳とバトントワリングです。運動はすごく得意な方でした。長距離よりは、短距離の方が得意だったのでバスケとか好きなタイプで。小学生くらいの時、お勉強はあんまり得意じゃなかったので体育を頑張ってました(笑)

――そんな小嶋さんがアイドルになったキッカケとは?

アイドルって言ってもNMBしか日本のアイドルは見た事が無くて。山本彩さんが好きだったので、高校二年生の時にオーデション受けたんですけど、その時期って、「将来どうしたいか?」を聞かれる時期だったりするじゃないですか。

「んー何も無いな?何するんだろ、自分?」って思っていたから、オーデション受かったら、「ラッキー」とか正直考えてました(笑)。

でも、夢が無かったのは、きっと自分が今の道に進む事が決まっていたからなんだなって思うんですよ。今年のおみくじの仕事の欄に「今の仕事が一番合っている」って書いてあって、実際に自分自身でもそう思う事が多々あります。

――様々な経験を経て、憧れの山本彩さんからNMB48 のキャプテンを託されましたね。

彩さんが「キャプテンを受け渡す」って時に、私をすごく心配してくれてたんです。その時は、「あんまり責任感を感じ過ぎないように」というか、キャプテン就任時は前向きな気持ちしかなかったんですけど。

今は立場がガラッと変わって、考え方だったり、責任感が芽生えています。でも自分はファン目線を持っているので、そこは活かしたいなと思っていて、プロデュース業というか演出的なものを、上手く活かしながらやっているつもりではあります。

――そんな中でも今回の『丹波篠山ABCマラソン』大会はどんなキッカケで出場になったのですか。

「おはよう朝日です」っていう大阪の朝の番組をさせてもらっていて、一週間メインMCのアナウンサーさんがお休みになったので、その一週間は私が代理でやらせてもらったんですね。それを関係者の方が見ていて今回依頼をいただいたっていう形なんですけど、最初聞いた時は「私走って大丈夫ですか?」って感じだったんですよ。

――いきなりフルマラソンを走るってハードルが高いですよね。

経験なんてまったく無いですし、ましてマラソンをやるなんてっていうのが自分の視野になかったのでビックリしました。でも、なんでも挑戦するって決めたし、これを「キッカケに自分を知ってもらえる方が一人でもいるならいいな」っていうのはあります。

――即決だったんですか?

基本いつもそうです。キャプテンの指名とかもその日に「やりたいです」って。彩さんは「すごく大変な事だと思うからすぐ決められないと思うし、時間はあと少しあるから」って言ってくれてたんですけど、その時点でやりたいですとは伝えました。

――『丹波篠山ABCマラソン』が間近に控えてますが、どんな準備をしていますか?

もうやるしかないので一週間で、二日か三日は走れたらいいなと思ってます。合間をぬってやっている感じなんですけど、少しずつ距離を延ばしながらやっていますね。

――最初は何キロから始めましたか?

5キロから始めました。今はまだ10キロです。今週には20キロ走ります。

――大会前までに何キロ走りたいとか目標はあるんですか?

20キロをコンスタントに、25キロくらい行けたらいいのかなって感じなんですけど、練習を始めたら「ああ自分楽しんでマラソンやってるな」って思えているんですよね。

――目標タイムとかありますか?

まず丹波篠山ABCマラソンの締切時間が短くて、5時間10分?とかだったので、まずは、「5時間は切らないと」っていう感じです。

――メンバーとかファンの反応ってどんな感じですか?

メンバーは「すごいな〜」って感じです。今回のマラソンを走ることで,なんでも挑戦したいし、「何でも挑戦していこうよ!」ってのを、口だけじゃなくて自分の行動で見せたいなと思っていました。

しんどいことを自分が達成して、「メンバーも頑張ろう」って思ってくれたらいいなって思っていて。まだ今は「こじりんさん頑張ってるなー」くらいかもしれないんですけど、響いてくれる時が来たらいいなとは思います。

応援しに来てくれたメンバー、練習に付き合ってくれたメンバーもいました。その時に私の走ってるとこを見せたら「すごいな頑張ってるな」と言ってくれたので。

実際に走っているところを見たら、心に響いてくれる子もいると思うから、少しずつその輪が広げていきたいなと思っています。

――マラソン終わったら宣言したい事とかありますか?

正直、自分がまだゴールできている姿が想像できないんですが、10キロ走っただけでも達成感があるので、初マラソンを走り切った事によって、何か芽生えたらいいなと思ってます。不可能かなと思った事も挑戦したいと自分の中で可能性が広がったらいいなと思います。

後編に続く。

取材、文章/池田鉄平
写真/長田慶

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