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トライアスロン

2020/2/3

【不定期連載!】トライアスロン完全初心者がトライアスロン完走を目指す!最終回~いよいよ大会当日編~

このコラムでは、筆者(LAWSON DO! SPORTS担当者)がトライアスロン完走を目指した、大阪城トライアスロンの会場入り~大会終了までの様子をお伝えしていきます。

-まずは前日選手受付・競技説明会へ-

まずは受付会場である大阪ビジネスパークの円形ホールロビーに向かいます。
受付はウエイブごとに分かれているので、自身のスタートするウエイブの窓口に並び、レースナンバーと氏名を伝えます。※レースナンバーは、事前に大会HPのスタートリストで確認をしておきましょう!

そうするとキットバッグとリストバンドを受け取ることができます。
リストバンドは、その場でスタッフの方が手首に着けてくれました。このリストバンドは、選手であることの証明となりますので、大会期間中は外さずに着けたままにしておきましょう!

受付終了後、筆者が出席を予定していた説明会まで時間があったため、近くの喫茶店にてキットバッグの中身の確認を行いました。
※競技説明会は、出場種目ごとに前日に複数回開催されています。ご自身の出場種目の時間を確認して参加しましょう!

【キットバッグ】

【キットバッグ 内容物】


・レースナンバーカード 2枚&安全ピン4本×2セット
・レースナンバーステッカー(ヘルメット) 2枚
・レースナンバーカード(バイク) 2枚
・ボディナンバーシール 2枚
・スイムキャップ 1枚

・メディカルチェックシート 1枚
・参加記念Tシャツ 1枚
・大会プログラム 1部
・協賛社提供品 1式
・各種パンフレット 1式

協賛社さんからのご提供品が豪華&豊富で驚きました!
レース中の補給食などは一応持参してきたのですが、これだけ豊富だと、もし忘れた方も何とかなりそうですね!

キットバッグの確認と昼食を済ませた後は、EXPO会場を見学しました。
こちらにも飲食ブースがあるので、こちらで会場の様子を見ながら食事を摂るのも良いですね!

また、ワイズロードさんとスポーツアシストさんも物販ブースを出されていました。
トライアスロン当日に必要なグッズを幅広く展開されていたので、急遽何か必要になった時も安心ですね!
レース本番に向けてのアドバイスもしていただけるので、大会初参加の方は足を運ばれることをオススメします!!

会場を一通り見学しても時間が余ったので、先に宿泊予定の宿にチェックインすることにしました。
筆者が今回宿を取ったのは、会場から約3kmほどの堺筋本町駅近くのビジネスホテルです。

予定より早めのチェックインでしたが、事前に受け取り対応をお願いしていた自転車の準備等のことを伝えると、快く受け付けてくれました。
※自転車の運搬は西濃運輸のカンガルー自転車輸送便にて行いました。

部屋に入ると、先入りしていた相棒がなかなかの存在感を醸し出していました。
標準的な広さのシングルルームですが、ここで自転車の組み立てを行うのは、なかなか骨が折れました。
※ホテルに自転車を直送する際や、部屋の中で組み立てを行う場合は、事前にホテルの方に許可を取っておきましょう!

ついでに、
・ゼッケンベルトにナンバーカードを装着
・ヘルメットやバイクへのナンバーステッカーの貼り付け
・レース中に飲むドリンクの準備
などを行いました。

そうしていると、説明会の開始時間が迫ってきたので、再び大阪ビジネスパークに向かいます。

競技説明会の最終回ということもあってか、会場内はほぼ満員でした。
競技ルール、コース走行上の注意、大阪城トライアスロンならではの留意点などの説明を受けました。会場内には、和やかでありながら、どこか緊張感も漂っている独特な空気が流れていました。

説明を受けている選手全員が、明日同じコースを走るという一体感があり、説明会終了後も知らない人達同士で、『明日頑張りましょう!』と声を掛け合っていたのが印象的でした。

説明会終了後は、手早く夕食を済ませ、明日に備えて早々にホテルのベッドで横になりました...

-起床!いざ大会会場へ-

8時からのトランジションエリアオープンに合わせて、朝7時に起床。
お風呂場でボディナンバーシールを両腕に貼り付け、冷やしていたドリンクなどをリュックに詰めたら、自転車をゆったりと走らせて会場に向かいます。
会場に近づくにつれて他の参加者と合流していくことに少しテンションが上がりながら、まずはトランジションエリアに直行!
8時のエリアオープンと同時にバイクセッティングを始めました。一方、既にスタートしたエリートの部のスピードに圧倒されながらも、まだ空いているエリアのんびりと準備を進めます。

事前に色んな方から受けていたアドバイスを活かし、
・シューズはストラップ・紐を緩めて、少し間隔を空けて置いておく
・他の参加者が飛ばした小石などが入らないように、シューズにタオルをかけておく
・多少ロスにはなるが、着け忘れ・履き忘れがないように、バイクグローブはヘルメットの中、靴下はシューズの中に左右で分けて入れておく。
・遠くからでも自分のバイクを見つけやすいよう、ゼッケンベルトをハンドルにかける
上記の点を意識して準備をしました。

ちなみにプレミアムエントリーされた方は、写真右のように専用バイクラックを利用することができます。

トランジションエリアのセッティング終了後は、当日選手登録テントへ!
こちらではメディカルセルフチェック用紙を提出します。

筆者は前日しっかりと休めたので体調は万全でした!
少しでも体調に不安がある方は、勇気をもってレース不参加やスイムスキップを選択するようにしましょう。
スイムスキップとは:スイムのみスタートを棄権し、バイクとランだけ競技を行えるルールです。ただし、記録はなし(DNF)となります。

-いよいよレース開始! -

当日選手登録終了後は、4時間近い空き時間があるので、一度引き締めた気持ちを緩めて待ちます。
スタートセレモニーを観たり、軽食を食べながらスタンダードの部の選手を応援しながら過ごしました。

そして、スタート30分前(計測チップ配布開始時間)にはウェアへの着替えを済ませ、スイムスタンバイエリアへ移動します。
※ただし、まだ時間があるので、ウェットスーツは手持ちでトライウェアで移動しました。

スイムスタンバイエリアで計測チップを受け取って、足首に装着し、ズリ落ちないように上からウェットスーツを被せます。

スイムチェックインまでの時間は、同じウエイブの参加者の皆さんと談笑しながら、お互いのウェットスーツのジッパーを上げるのを手伝ったりして、スタートエリアへの移動を待ちました。

『第5ウエイブ移動を開始してください!』

スタッフの方からの声掛けを受けて、いよいよスタートエリアへと移動開始です。

さらにスイムウォームアップ開始時間になり、大阪城のお濠に入水します。
あまり体力を消耗したくないので、ウォームアップは軽めに済ませて、スタートを待ちます。

そして、、、

ついにスタートのエアホーンと共に、一斉に第5ウエイブの選手とスタートしました!
スポーツクラブNASの吉越コーチに聞いていた通り、スタート直後は選手が密集していたため、少し後ろから全体を観察しながら落ち着いてスタートを切りました。

コースの幅が広いこともあり、しばらくすると選手が横に大きく広がったので、極力ロスの少ないコース内側で選手が少ない所を縫うように意識して泳ぎました。

基本はクロール、人が密集している時に一呼吸置きたい時にはドルブレ、思い切って息を整えるときには平泳ぎと泳法を上手く切り替えながら泳ぐことができました。

完走に向けて最大の障壁と捉えていたスイムでしたが、自分でも驚くほど落ち着いて望むことができ、大きな問題が起きることなく、無事完泳することができました。

-スイム~トランジションエリア~バイク-

お濠から上がってトランジションエリアに向かって走り出すと、自分で想像していたよりもずっと身体が重くなっていました。
『少しスイムで頑張りすぎたかな?』という想いが一瞬頭を掠めましたが、それでもスイムを無事終えた解放感の方が強く、そのままの勢いでトランジションエリアまで辿り着くことができました。

トランジションエリアでは、スピードよりも慌てずに一つずつアイテムを身につけることを意識しました。

相棒(バイク)に跨ってからの時間は、
・天気が良かったため、ただ進んでいるだけでも気持ちが良い
・コース沿道から、ほぼ絶え間なく応援をしてもらえる
・スイムと違って、どれだけ頑張っても溺れることがない(笑)
と良いこと尽くめで、このままずっと乗っていたいと思えるような楽しい時間でした。

最後の筆者が一番得意なランに上手くつなげるため、途中補給食を摂取し、最後の半周は1段軽いギアで足を回復させるように意識してペダリングを行いました。

-バイク~トランジションエリア~ラン-

そんな形で気持ちよくバイクで準備ができていたこともあり、トランジションも特に躓くことなくクリア!
バイクからランに繋ぐ際に起こる自分の足じゃないような感覚も、最初の200mほどで解消!

『これは調子良いぞ~!前を行く人1人ずつ抜いていこう!』
と少しずつペースを上げていく余裕も出てきました!!

↓その結果がこちらです↓

おわかりいただけただろうか?
こちらは前回のコラムでご紹介した、筆者のGPSウォッチによるランパートの記録である。
トータル距離が3.46kmで終わっているのである、、、

-後悔先に立たず-

やってしまいました...

筆者が今回参加したスプリントの部では、
スイム:1周 750m
バイク:3周 18.69km
 ラン:2周 5km
という距離をクリアしなくてはいけないのですが、
スピードに乗ったまま、折り返し地点を曲がることなくフィニッシュへと向かってしまったのです。

前日の選手説明会で、『毎年バイクで周回を間違える人がいます』という話を聞いていたので、バイクの周回については注意を払っていたのですが、、、

体力に余裕があるつもりで走っておりましたが、どこか冷静ではない状態であったのかもしれませんね。

フィニッシュ後、今回サポートしていただいた色んな方から、『トライアスロンあるあるやっちゃいましたね~!次のチャレンジでリベンジしましょう!』と言っていただいたのに大変救われました。

図らずも『トライアスロンに興味はあるが、いざ挑戦する一歩を踏み出せていない方や、これからトライアスロンに挑戦を始める方の参考になれば』という今回の主旨に、ある意味合致した結果を残すこととなりました。
フィニッシュを迎えた高揚感と、GPSウォッチを見ての『あれ?距離が足りてない!』と気づいて瞬間の絶望感の落はとても大きく、決して味わうべきものではないと思います。
※今思い出しても『もったいないことしたな~!!』と、軽くモヤモヤします(笑)

これからトライアスロンに参加する方には、決して筆者と同じ思いはして欲しくないので、
・詳細なコース図を直前に再確認する
・大会前日にコースの視察をおこなう
上記のような対策は是非行っていってほしいと思います。

-まとめ-

今回、筆者は結果としてDSQ(失格)という形で企画を終えることとなってしまいました。
それ自体はとても残念で、事前よりサポートいただいた方々にはとても申し訳がない気持ちでいっぱいです。

ただ、筆者が実際に大会に挑んでみて感じたのは、『トライアスロンって楽しい!』という1点となります。

今回の企画に挑戦するまでは、トライアスロンというと『とてもタフで敷居が高く、相当ストイックでないとなかなか手を出せない競技』というイメージを持っていました。
確かにしっかり練習を重ねて準備をしないといけないという点において、タフな競技と言えるかもしれません。しかし、体力に不安がある方でも参加しやすいように、筆者が参加したスプリントの部や、リレーの部といった種目が設けられている大会もあります。

また、何となく素人お断りのようなイメージを持たれている方も多いと思いますが、これについてもそんなことはありませんでした。
実際、今回筆者が参加したスプリントの部にも初心者の方はたくさんおり、ベテランの方がアドバイスをしている光景をよく見かけました。

そして、大会の現場で何よりも筆者の心を打ったのは、『初対面の人同士でも声を掛け合い、共に相手の健闘を祈りあっている』というとても気持ちの良い場面でした。
まるで学生時代に打ち込んでいた部活動のようで、社会人となった今では、なかなか得ることのできない体験だと思います。

今までの全5回の記事で、どれだけトライアスロンの魅力を伝えられたかはわかりませんが、少しでもトライアスロンに興味を持っていただけた方は、まずは一度!短めの距離の大会にエントリーをしてみてください。そうすれば筆者同様、何とかして練習・準備をするようになります(笑)
そして、普段の生活では得られない体験をすることができると思います。

筆者自身のリベンジの機会はいつになるか未定ではありますが、この記事を見ていただけた方と、どこかの会場でお互いの健闘を祈りあえる日を夢見つつ、今回の企画は終了とさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(了)

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