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マラソン

2020/4/3

【お役立ち情報】自分に適した大会を走ろう!目的別マラソン大会の選び方

ランニングを始めて少しずつ走れるようになってくると、自分の走力がどれくらいなのか試したくなりますよね。そうなるとマラソン大会へのエントリーを考えるわけですが、日本国内だけでもなんと3000近いマラソン大会があります。

どの大会に申し込めばいいのかわからないので、友人に誘われるがままエントリーしたという人もいますよね。でも、マラソン大会にはそれぞれ個性があり、目的に合わせて選ぶことで完走したときの充実感が変わってきます。

そこで今回は、目的に合わせたマラソン大会の選び方についてご紹介していきます。

※現在、マラソン大会においても、新型コロナウイルスの影響が大きく発生しています。大会参加にあたっては大会公式サイトなどを確認の上、自己責任の上でエントリー受付を行うようにしましょう。

■まずは近場の大会でステップアップ

まだ走り始めたばかりの初心者ランナーの方は、まずは10kmのマラソン大会に出場しましょう。5kmやハーフマラソンをおすすめする人もいますが、5kmは練習で走れてしまう距離ですし、かといってハーフマラソンは思った以上にハードです。

まずは10kmくらいのマラソン大会で、できるだけ近場の大会を選びましょう。自分が暮らしている地域のマラソン大会がベストですが、時期によってはエントリーが終わっていたりします。そういう場合には、片道1時間程度で会場に行けるマラソン大会を探しましょう。

マラソン大会に慣れないうちは、受付方法などの勝手がわからずに何をするにも気を使います。いきなり遠征すると心配ごとが増えるだけですので、慣れるまではできるだけ近場で開催されている10kmの大会にエントリーしましょう。

10kmを走りきれるようになったら、次のステップとしてハーフマラソンにエントリーしましょう。こちらも最初は近場がおすすめです。初めてのハーフマラソンは思った以上に内臓に負担がかかります。とても遊んで帰る元気もなくなるので、10kmと同じようにアクセスしやすい大会から選びましょう。

■フルマラソンは走る目的を明確にする

ハーフマラソンも2〜3回くらい走れば、苦もなく完走できるようになります。そうなってくるといよいよフルマラソンです。ここからはすでにフルマラソンを完走したことのある人でも、役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。

「フルマラソンを走る」と言っても、ランナーごとにその目的が違ってきます。初マラソンの人ですと完走することだけが目的になりますし、自己ベスト更新を狙う人もいれば、マラソン大会の非日常的な雰囲気を楽しみたいという人もいますよね。

そういった目的を大きく分けると、次のいずれかに当てはまるかと思います。

・初マラソンでなんとしてでも完走したい
・自己ベスト更新を狙いたい
・マラソン大会の雰囲気を楽しみたい
・マラソンも観光も充実させたい

それぞれの目的によってマラソン大会の選び方が変わってきます。もちろん目的を1つに絞る必要はありませんが、その場合でも優先順位を決めておきましょう。そして、優先順位の高い目的に合わせた大会選びをしましょう。

具体的な選び方については次章から解説していきます。

■初マラソンでなんとしてでも完走したいときの選び方

まずは初マラソンの人が、マラソン大会を選ぶときのポイントについ解説します。ポイントは3つあります。

・日帰りできる
・制限時間が長い
・完走メダルがある

まず大事なのは日帰りできることです。自宅から会場に向かい、走り終えたら自宅に戻れるのが理想です。初マラソンはどうしても緊張しますので、できるだけ環境を変えないことが大切です。自宅から会場に向かえるなら、前夜も普段どおり過ごせるのでレースもリラックスして挑めます。

制限時間もチェックしておきましょう。マラソン大会ごとに制限時間が違いますので、完走できるか不安だという人は制限時間が6時間以上になっている大会がおすすめです。交通規制の関係で5時間制限という大会がいくつかありますが、スタートロスを考えると5時間制限はかなりの走力を求められます。

走力に自信がある人も、何が起きるかわからないのが初マラソンです。初めてフルマラソンを走るという人はできるだけ制限時間が長い大会を選びましょう。

完走メダルがある大会というのも重要です。フルマラソンを何度も完走するようになると完走メダルへの想いが薄れていきますが、初マラソンの完走メダルは特別です。自分の足で42.195kmを走ったという事実を形として残すためにも、完走メダルをもらえる大会がおすすめです。

■自己ベスト更新を狙いたいときの選び方

マラソンを走るならタイムにこだわりたい。そういう人の場合には次の視点でマラソン大会を選びましょう。

・高低差のないコース設定
・気温が10℃前後になる
・参加者が5000人程度

タイムを狙う場合に重要になるのは、走りやすいコースであることと気温が上がりすぎないという2点です。まずコースマップを見て、アップダウンが明らかに少ない大会を選びましょう。マラソン大会の公式サイトでコースマップを確認し、最大高低差が10m以下になっている大会が理想です。

ただ、いくら高低差が低くても気温が20℃以上もあると記録を狙うことはできません。気温は10℃前後がベストで、15℃を超えると汗が流れやすく消耗が激しくなります。反対に気温が低すぎると体が温まりにくく低体温症になる可能性もあるので、寒すぎるのも避けたいところです。

さらに大会規模も重視しましょう。1万人以上の規模の大会になると、スタートしてから5kmくらいまで混雑して、思うようなペースで走れません。無理に追い抜きをすると後半の失速にもつながります。タイム狙いの場合には参加者が5000人程度、もしくはウェーブスタートの大会がおすすめです。

■マラソン大会の雰囲気を楽しみたいときの選び方

マラソンを走る理由が「非日常を楽しみたい」という人もいますよね。1000人規模で人が集まって同じ方向に向かって走るなんて、マラソン大会以外では考えられません。とにかくマラソン大会を楽しみたい人が選ぶときのポイントは下記になります。

・都市で開催されるマラソン
・エイドが充実している
・沿道の観客が途切れない

マラソン大会をお祭りのように楽しみたいという人は、東京マラソンや大阪マラソンのような大都市で開催される大会がおすすめです。参加者も多く大会そのものがとても華やかです。前日受付とEXPOがある大会ですと前日から気持ちが盛り上がります。

そしてエイドが充実しているというのも重要です。大会によってはその土地の名産品などがエイドで提供され、それらを完食することを目標に走ると42.195kmがあっという間に終わってしまいます。公式エイドだけでなく、私設エイドが充実している大会もおすすめです。

また沿道からの声援はとても力になりますので、沿道の応援が途切れないというのもお祭り気分を味わいたい人には重要です。都市マラソンでもスタートとゴール以外はほとんど声援がないという大会もあります。黙々と走るのが苦手な人は、沿道の声援について口コミをチェックしておきましょう。

■マラソンも観光も充実させたいときの選び方

マラソンを走るのも大事だけど、旅行としても楽しみたいという人は次のポイントをチェックしましょう。

・観光地で開催される
・美味しいグルメがある
・宿泊施設が充実している

マラソンと旅の両方を楽しみたいなら、観光地で開催される大会を選びましょう。北海道や沖縄ならマラソンがなくても行きたいところですよね。東北はレトロな温泉街が多く、温泉好きには最高の観光地です。そんな「行ってみたい」を基準でマラソンを選んでください。

そのときに欠かせないのが、美味しいグルメの存在です。美味しいものを食べれば「また来たい」につながりますし、その土地に対する愛着も湧きます。その土地でしか食べられないグルメもたくさんありますので、観光スポットだけでなくご当地グルメもチェックしておきましょう。

ひとつ気をつけたいのが宿泊施設です。大会によっては十分に宿泊施設がなく、大会会場から少し離れた場所に宿を予約しなくてはいけなくなることがあります。そうなると移動で観光の時間が削られてしまいます。大会会場にアクセスしやすい場所に宿を確保できる大会を選びましょう。

■抽選のある大会と先着順の大会の違い

マラソン大会を選ぶときに注意してもらいたいのが、大会には「抽選」と「先着」の2種類があるということです。それぞれの大会の特長を理解して、エントリーできなかったなんてことのないように気をつけてください。

●抽選制の大会の特長

東京マラソンや大阪マラソンといった人気のマラソン大会の多くが抽選制です。この場合、エントリー期間中に申し込みをした人が抽選対象となり、当選した人だけが出場権を得られます。

倍率は大会ごとに違いますが、東京マラソンは10倍以上の倍率で運が良い人しか走れません。他にも大阪マラソンや京都マラソン、神戸マラソンなども高倍率です。しかも申込みから抽選までの期間が長く、しばらく出場が確定しないので練習のモチベーションを維持するのが大変です。

ただ、抽選になるような人気大会は華やかで、周辺の観光スポットも充実しています。マラソン大会の雰囲気を楽しみたい人や、旅も楽しみたい人は抽選制の大会がおすすめです。

●先着順の大会の特長

先着順のマラソン大会は申込みをして参加費の払込みを済ませた順にエントリーできます。定員を超えたところで参加者募集が終わります。このため、湘南国際マラソンのように人気の大会は、エントリー開始した数時間後には定員となります。

なかなかエントリーサイトに接続できず、繋がったと思ったら定員となっていることもよくあります。このため先着順の大会でのエントリーを「クリック合戦」や「0次関門」と呼ぶこともあり、エントリー開始直後のSNSでは「0次関門突破」や「敗退」といったコメントで盛り上がります。

ただ、そこまで人気ではない大会の場合には、1週間経過しても参加枠が埋まらないこともあります。そのような大会の場合には、確実に走れるというメリットがあります。

出場が確定するので、大会当日に向けてのスケジュールを組みやすくなります。高いモチベーションで練習できるのも先着順の魅力のひとつです。このため先着順の大会は、記録を狙う人や初マラソンの人に向いています。

■まとめ

マラソン大会の選び方について説明してきましたが、自分に最適なマラソン大会は見つけられそうですか?LAWSON DO! SPORTSでも、もちろん全国各地のマラソン大会のエントリーができます。まだまだエントリーできる大会の数はそれほど多くはありませんが、よりすぐった満足度の高い大会ばかりです。

まずはLAWSON DO! SPORTSのサイトをチェックして、自分の目的にあった大会を見つけましょう。

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