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マラソン

2019/6/6

「かすみがうらマラソン」春の自然・人・ものを感じる魅力満載のフルマラソンをレポート!

4月14日(日)、日本で2番目に広い湖「霞ヶ浦」を舞台に、第29回「かすみがうらマラソン」が開催された。大会には、フル・10マイル(約16.09km)・5kmの一般の部で合計20,252人ものランナーがエントリー。なかでも、フルマラソンには16,404人が出走し、15,698人が完走を果たした。

今回、同大会に2年連続で出場した市民ランナーの軍記ひろしさんに、「かすみがうらマラソン」の魅力について伺ってみた。

コース地図(提供:かすみがうらマラソン公式サイト)

「かすみがうらマラソン」

スタート地点はJR土浦駅近くにある川口運動公園で、23km地点のかすみがうら市歩崎公園付近までは激しいアップダウンが続く。その後ゴール地点の川口運動公園J:COMフィールド土浦までの19kmは、霞ヶ浦湖岸にある平坦な道のりを駆け抜けるコースとなっている。

スタート前の軍記ひろしさん。

――「かすみがうらマラソン」に出場するきっかけは何でしたか?

軍記:昨年も「かすみがうらマラソン」で走りましたが、30km地点で左膝が痛くなり、そこから歩いたり走ったりして4時間58分程でゴールをしたんですよね。あまりにも悔しかったので、リベンジをするために今年も出場しました。

――リベンジを果たすために、どのようなトレーニングを積んできましたか?

軍記:まずは膝を回復させました。3ヶ月後にトレーニングを再開して「北海道マラソン(8月)」に出場しましたが、再び膝が痛くなったのでリタイアをしました。「またダメなのか」と悲しい気持ちになりました。

その後、しばらく安静にしていると痛みは消え、様子を見ながら少しずつ距離を伸ばして走っていきました。「かすみがうらマラソン」を本命レースと決めていたので、その前の長距離練習の位置付けで「板橋Cityマラソン(3月)」に出場すると、ゴールまで膝の痛みは出ず、まさかの目標のサブ4を達成することができたんです。

その日から「かすみがうらマラソン」までの4週間は、疲労が回復しない状態で走り込みを続けてしまいました(笑)。

晴天で気温10℃。スタート直後は大混雑となった。

――それは辛そうですね。心地良い天候の中、9:50にマラソンがスタートしました。どのようなプランで走りましたか?

軍記: ベストコンディションではなかったのですが、ラン仲間と一緒に1km辺りのペースを5分10秒程で走るプランを組みました。タイムは、記録更新となる3時間40分を目指しました。

スタート直後の数百mは人が多かったので歩きましたが、走れるようになってから徐々にペースを上げていきました。30km以降は疲労でスピードが落ちると思っていたので、「始めから限界に挑戦しよう」と飛ばしてみました(笑)。

2km地点の坂。ここから23km地点まで激しいアップダウンが続く。

――前半は坂道が多いですよね。体力を維持しながら走ることができましたか?

軍記:走り始めると体が温まったので、2km地点にある1つ目の坂を速いペースで越えてみました。その後も坂ばかりでしたが、スムーズに走ることができました。

11km地点。土浦市→かすみがうら市

23km地点までは「登る・下る」の繰り返しで、エネルギーが徐々に消耗されていくのを感じましたが、「まだまだイケる」と思って走りました。

30km地点。ランナーの左手には、霞ヶ浦とレンコン畑が広がる。

――スタートから飛ばして走ると、終盤に疲れが出てくると思いますが。

軍記:23km以降の道のりがフラットとなって走りやすかったですが、足に疲れを感じ始めたのでスピードが落ちていきましたね。

38kmの折り返し地点。

折り返し地点を過ぎると、強い向かい風を受け続けてペースが遅くなりましたが、暑かったので風が涼しく快適に走ることができました。

39km地点。ゴールまで残り3km。

――最後まで無事に走ることができましたか?

軍記:39km辺りで疲れが限界を超えて、「全然楽しくない!あと3kmもある!」と感じた時に、サッカー仲間の方が颯爽と自分を追い抜いていったんです。

その方との距離が離れ始めると、「負けたくない!」という気持ちがこみ上げてきて、渾身の力を振り絞って抜き返しました。

ゴール地点。軍記さん、歓喜の瞬間!

そして、そのままの勢いで必死にゴールだけを目指し、ラスト200mは猛ダッシュをしてしまいました(笑)。

ゴール直後、喜びに溢れる軍記さん。

――目標タイムをクリアできましたか?

軍記:先月出した自己記録をちょうど2分更新できたので、嬉しかったです(笑)。数十秒後にはサッカー仲間の方も自己新記録でゴールされたので、自分のことのように喜びました。

――おめでとうございます!

軍記:ありがとうございます。一緒に走ってくれたラン仲間がペース配分を調整し、終始サポートしてくれたのが大きかったですね。1人だけで走っていたら自己記録を達成できなかったと思うので、本当に感謝しています。

給水地点ではボランティアスタッフによる懸命のサポートが行われた。

――当日は気温が22℃にまで上昇し、暑くなりました。給水やエネルギー補給を頻繁に行いましたか?

軍記:ほぼ全てのエイド(給水地点)で水を飲み、体温を下げるために頭に水をかけました。

エネルギーに関しては、4つのエナジーゼリーをウエストポーチに入れて走りました。35kmを越えると集中力が切れてきましたが、カフェイン入りのゼリーを飲むと刺激が入って目が覚めたと思います。他には、エイドに置いてあったバナナもエネルギーとなって役立ちましたね。

――「かすみがうらマラソン」の魅力について教えてください。

軍記:暖かくなってきた4月に、都内近郊で〜自然・人・もの〜を楽しむことができる唯一のフルマラソンですからね。霞ヶ浦、牛久の大仏、筑波山やレンコン畑を眺めながらのマラソンは最高です。

ボランティアスタッフによる温かい「おもてなし」にも癒されましたし、沿道からの声援に何度も勇気づけられました。

また、スタート&ゴール地点では、茨城県産の納豆やお菓子などが販売されていました。参加賞として茨城の名産品セット(又はシューズケース)をもらえますし、足湯で疲れを癒すこともできます。

昨年は春の嵐で雨が降り、今回は暑くて風が強かったですが、「かすみがうらマラソン」は仲間同士でエンジョイ・ランをできる素晴らしい大会だと思います。魅力満載のマラソンなので、来年も必ず出場したいですね。

――マラソンで重要となるシューズへのこだわりはありますか?

軍記:ランニングシューズが好きで、色々なシューズを持っています。今回履いたナイキのズームフライニットは、「スピードが出てタイムが速くなる」と話題だったので、タイムを更新するために使用しました。

自分みたいなエンジョイランナーでも、「1秒でも早く走りたい」と思っています。「タイムが出る」という言葉には弱いです(笑)。

ズームフライニットのソールは厚く、大切な足を保護してくれます。また、ソールにカーボンプレートが入っているので、強い反発力が足を前に押し出してくれるのを実感できると思います。

――腕時計にもこだわりがあるようですね。

軍記:ガーミンの腕時計であれば、スピード・距離・心拍数などを正確に把握できますからね。多くのラン仲間がこれを使用しています。

――マラソンというスポーツに何を感じていますか?

軍記:マラソンは過酷ですが、素晴らしいスポーツであると感じています。走っていると自分と向き合う時間を作ることができますし、自分の記録を更新していくという楽しさもあります。

走り始めたことによって、肉体的・精神的な調子を確認できるようにもなりましたね。

マラソンに近道もラッキーもなく、積み重ねた分だけ結果として現れると思っています。

全て自分の努力次第。それがマラソンの魅力かもしれませんね。

かすみがうらマラソン公式サイト
https://www.kasumigaura-marathon.jp/

文章・写真 佐久間秀実

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