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マラソン

2019/4/25

【全5回連載企画】Sonar Pocket eyeronさん「走る、その先へ」 第1回 なぜ走り始めたのか?

アーティストでありながら、アスリートの一面も持ち最高記録はフルマラソン2時間43分45秒(2017年大阪マラソン)。そんな二刀流アーティストSonar Pocket eyeronさんに「走る」をテーマに、その魅力やエピソードをお伺いしました。みんな誰もが初心者ランナーからのスタート。eyeronさんはどのように走る魅力に引き込まれていったのでしょうか。

第1回 なぜ走り始めたのか?

――まずはeyeronさんが走り始めたきっかけを教えてください。

Sonar Pocketのデビュー7周年として、ファンの皆さんに「7つの挑戦」をすると約束をしました。その一つとして福岡マラソンに挑戦したのが始まりです。
実は最初、これ一回きりのつもりでした。正直な話、マラソンなんて退屈なスポーツだと思っていましたし、なぜわざわざ高いお金を払って大会に参加するのだろう。ランナー皆さんの気持ちが理解できませんでした。
今ではその気持ちが痛いほどわかりますが(笑)

――「7つの挑戦」の中で、なぜマラソンを選んだのでしょうか。

マラソンの印象として、人生の中で一度は経験してみたいことの1つに上がることが多い印象がありました。例えば「富士山に登る」のような感じです。自分としても一度は挑戦してみたい事ではありました。とは言え、昔から運動していて体力に自信があった自分にとっては、そんなに難しいことだとは思っていませんでした。実際、初めて大会に参加する前に練習もあまりしませんでしたし、言葉の響きの良い「サブ4」(※フルマラソンを4時間以内に完走すること)達成しますなどと、軽い気持ちで皆さんに公言していました。
今はその大変さを十二分に知っていますので、思い返すと本当に軽く考えていたように思います。実際に初めてのレースに参加した際、20Km地点くらいまではスムーズに行けました。給水なんて時間の無駄だと思い、一度も取りませんでした。本当に知らないって怖いですよね(笑)。問題はそこから先でした。両足をつってしまい走れなくなってしまいました。本当に体が動かなくなるんですよ、これが(笑)。同じレースにはファンの方も参加されており、ファンの皆さんより随分先を走っていたのですが、追い抜いたファンの方にマッサージをしてもらったり・・・・。残り12Kmはほとんど歩いていました。なんとかゴールまでたどり着くことは出来ましたが、ゴール後には悔しいやら、情けないやら・・・・色々な感情が巻き起こりました。マラソンが本当に大変な競技であると心の底から痛感しました。

――なるほど、「マラソンの厳しさ」を実感した、ほろ苦い初マラソンとなってしまった訳ですね。とは言え、完走はすごいことだと思います。

もし皆さんに「7つの挑戦」として公言しないで参加をしていたら、途中で諦めていたと思います。でもステージからファンの皆さんに色々なメッセージを伝えている自分が途中で諦めたら、もう「頑張れよ!」って言えないと思ったんですよね。
だから何とかゴールにたどり着くことができました。
最後の12Kmは本当に、もしかしたら人生で1番かもって思えるほど辛かったです。

――そのようなきつい思いをされ、当初は1回きりのつもりで始めたマラソンですが、その後もeyeronさんは走り続けられています。辛いだけではない、eyeronさんが考える「走る楽しさ」を教えてください。

走ることって、前に進むこと。この行動自体すでにポジティブなことだと思うんですね。走ることで思考が前向きになりますし、モヤモヤした想いがあっても、走っているうちに自然と忘れられたりします。マラソンは走った分だけ結果も出るので、何よりやり甲斐があります。嬉しさと辛さは表裏一体。自分が掲げた目標が大きければ大きいほど、練習はやっぱり辛くて苦しいです。
でも成し遂げた時の喜びは心の底から感動できます。初マラソンでゴールした時の感動、2017年大阪マラソンで2時間43分でゴールした時の感動、今でも忘れる事は出来ません。大人になると、何か成し遂げるということが少なくなります。だからこそ、自分も含めマラソンを走っている方は、第2の青春をしているようなものだと思っています。目標を持って走ることが、あの日の自分を呼び起こしてくれます。42.195キロの中には山あり谷あり、そんな人生を集約したようなスポーツがマラソンであり、走る楽しさであると感じています。

――マラソンを始めたことで体の変化はありましたか?

マラソンを始めてからは体脂肪率がぐっと落ちて7%〜10%に、体内年齢も18歳から21歳の間と、若々しい身体を保てています。日常生活でたくさん食べても、その分ランニングでカロリー消費をしているので、ストレスなく好きなモノを食べることができます。

――eyeronさんは、走っている最中はどのようなことを考えられているのでしょうか?

日頃ストレス社会で生きているからこそ、走っているときはそんな日常から解放される時間。その解放された時間のおかげで、凝り固まった考えが柔軟な発想になり、クリエイティブな考えも自然と生まれてきます。一日のうち、走る時間は自分にとってのご褒美みたいな時間です。走っていくうちに気持ちが乗っていき、ビルドアップ走から、徐々にスピードが上がっていきナチュラルハイに、そしてゾーンに入る。ゾーンに入っている時間は考えているということすらも忘れてしまいます。

――eyeronさんにとって、走るということは自分を解放する事なんですね。走ることでLIVEパフォーマンスに変化はありましたか?

日本一体力があるアーティストだと思っています(笑)。マラソンを始めてから声の伸びが相当出るようになりました。マラソンでの苦しい思いと達成感が自分を成長させてくれました。その成長がステージ上でファンの皆さんにお伝えするメッセージの原動力になっていると思います。私が伝えたい「本当の言葉」がよりしっかりと伝えられるようになったと感じています。

――「走ること」に魅了されたeyeronさん。次回はeyeronさんに「大会に出るということ」をテーマにお話を伺いたいと思います。「大会」の魅力を存分に語っていただきます。どうぞご期待ください。

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